パソコン画面を見るという立派な仕事してませんか?

ビジネス

皆さんの仕事場にはパソコンはありますか。現場で働く人を除くと、ほとんどの人は会社から1人1台のPCを提供されているでしょう。特に、設計の人や事務系の場合は、PCを使わないと仕事にならない人も多いと思います。

そのため、会社では1人1台自分のPCを持つのは当たり前となっています。この1人1台PCを持つということは良いことなのでしょうか?

あなたもPC画面を見続けるという立派なお仕事をしていませんか?今回はそんなお話です。

PCは必要不可欠。共有PCでは無駄が出る

まず大前提ですが、PCは必要不可欠なのは間違いないでしょう。書類を作るにも、連絡とるのにメールするのにも、何か調べるにも必要なものです。もちろんスマホやタブレットでも問題ないです。これから先の時代はどうなるかは別ですが、書類を作ったり、設計したりなどは大画面の方がやりやすいし、タイピングも楽かと思います。なので、会社で1人1台PC持つのは普通のことでしょう。

ところが、PCを使う作業は1日中ずっと発生するわけではありません。必要な時だけやればいいのです。ということは、共有のパソコンを持って、それぞれ必要なときに共有PCを使えばいいのでは?と思うかもしれないですが、この必要な時というのが被ってしまうことがあります。今、「PCを使って作業したい」と思っても、共有PCの場合、別の人が使っていて、自分が使えないという状況が生まれます。共有PCにのみ特殊なソフトをダウンロードしている場合などはこのケースも割とあります。有名なのはCAD(設計ソフト)で、CADを共有PCのみに入れていると、設計作業したくても別の人が使っていて利用できない、というケースが出てきます。つまり共有PCでは無駄な時間が起こり、効率的に仕事を進められないという結果に繋がります。

ということは、やはり1人1台PCを持って作業することで、社員それぞれが無駄な時間を過ごすことなくタイムリーに仕事ができる環境を作れます。やはりPCを1人1台持つのは効率的な仕事環境を与えていることになるのでしょう。

PC画面を見ると仕事になる!?

このように1人1台PC体制は理にかなっているように見えます。ところが、ここには問題点もあります。それはPCを使う必要がないときにもPCを見ることができるという点です。

もちろん1日ずっとパソコンで作業する人もいるでしょう。そういう人にはPCを与えるべきです。でも1日のうちPCを使う時間は限られている人は、パソコンを使う必要があるときにだけ使えば良いはずです。1日2〜3時間PCを使う人にとっては、残りの時間はPCを持つ必要がない時間です。でも1人1台与えてしまうと、席を外している時間を除くと、PCが必要な時間にもPCの前に座っていることになります。
その結果、生じることは何でしょうか?事務関連の仕事をしている人を想像しながら以下を見てください。

あなたはいつも通りに朝、会社に行きます。その日はとにかく今日中にやらないといけないことがあった日です。でも今日中にやればOKです。その他毎日やらないといけないこともありますが、そんなに時間を取られるわけではないです。
朝きたら、とりあえずメールの確認を行います。特に急ぎでやらなければいけないことはなかったです。あとは毎日のルーティーンをこなすことと、今日中にやらないといけないタスクを終わらせればOKとなります。もちろん今週中や今月中にやらないといけないものもあるかとは思いますが、その日は①毎日のルーティーンを終わらすこと、②今日中にやらないといけないタスクの2つが最低限やらないといけない仕事です。時間的には3〜4時間くらいあれば足りるでしょう。

その結果、何が生じるでしょうか。毎日のルーティーンと今日中にやらないといけないことをこなしさえすれば良いので、その他は仕事しなくていいです。でも席を回って何かをするわけではないので、1日自分の席にはいるでしょう。その結果、何か作業するわけでもなく、とりあえずPC画面を見続けるという時間が生まれます。

この時間の使い方はネットを見る、社内イントラを見る、以前作った資料を見るなどです。とりあえずいまは特にやることはないけど、何もしていないと周りの目も気になる。そこでとりあえず1台PCはあるのでその画面を見る時間にするというやつです。

皆さんもこれやっていませんか?おそらくやったことある人の方が多いのではないでしょうか?

PCを見れば仕事をしているという風潮

今回の問題点は別にPCを見ていたことではないです。会社員として働いている人にとっては、仕事は任されていることを期限内にしっかり終わらせることがまず第一で、その途中のプロセスはどうでもいいです。極論を言えば、毎日ほぼ遊んでいたとしても、任されたタスクができているなら、その人は仕事ができたことになります。

問題があるとすれば、各人の仕事を管理する側の立場でしょう。管理する側が仕事を適量渡せているのか、管理できているのかというのを知らないなら、大きな問題です。

また、PCを見ていることの最大の課題は、周囲からはPC画面を見て入れば一見仕事をしているように見えてしまうという点です。資料を作っているときも適当にPC画面を眺めているときも周りから見れば、「あの人はPC画面に向かって何かしているなぁ」としか見えません。言い方を変えれば、周囲からはその人の仕事の可視化ができていないということでしょう。

管理側としては、本当に仕事しているのか、それとも仕事していないのかわからない状態を増やしてしまっています。評価もしなければいけない管理側は、人が仕事をしているのかどうかはできるだけ可視化できた方がいいわけです。このことは、プロセスの評価は難しいので、最終的には結果で評価することにつながっていきます。

結果論が蔓延する理由
組織で働いていると、上司から「なんでできなかったんだ?」とか「いいから数字取って来い」だとか言われる方も多いと思います。仕事の場面以外でも、学生ならテストで悪い点を取って「本当に勉強したの?」と言われた経験を持っている方もいるでしょう。 ...

何れにしてもPC画面を見て入れば仕事をしているという風潮が会社の中にあるというのは大きな問題かと思います。

リモートワークや自宅勤務の推進へ

なぜこんなことが起こるかと言えば、結局は毎日会社にいかなければいけないという制度の問題になるでしょう。そもそも結果を出せばOKなのであれば毎日会社に行く必要もありません。必要な時は会社に行って、そうでない時は行かないという選択肢を作ればOKです。会社に行ってても仕事が終われば帰っても良いことにすれば、わざわざ会社でどうでもいいPC画面を見る時間を作らなくてもいいわけです。

今でもフレックス勤務など制度が増えていっていますが、リモートワークや自宅勤務なども今後増えていくでしょう。会社での働き方も大きく変わっていかなければいけないですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました