どの口が「ニューノーマル」って言ってんねん!?

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2020年から始まった新型コロナウィルス感染拡大は世の中の在り方や過ごし方、働き方などを大きく変えていった。日常生活でマスクは必要不可欠になり、夜に飲みに行く機会は大幅に減少した。企業で働いている人は突然とテレワークやリモートワークを差し迫られることになった。ミーティングや出張は大幅に減って、リモートでのMeetingが主流になりつつある。かくいう私も最近のミーティングはもっぱらZoomばかりである。これまで「働き方改革」となんども叫んでいても大きく変わることがなかった働き方を変えたのはウィルスだったわけだ。

そもそも大きな変革は、内側から起こすのは難しい。やらなければいけないと思いながらも、今すぐ差し迫っている脅威があるわけではないので先送りにする。ドラスティックな改革を内側から起こすのは大変だ。変革をもたらすのは常に「外部からの脅威」があり、変わらなければやばいという状態にさらされて起こるのである。その意味ではコロナウィルスという外敵が社会の変革に大きく役立ったのである。

さて、このように大きな社会の変化が起こったのは間違いないわけだが、このコロナ禍においてどうも私には1つきになることがある。

ニューノーマルって何やねん?

今流行りの言葉、ニューノーマルである。直訳すると「新しい普通」。ただ、どうやら「新常態」と訳されるらしい。私がこの言葉を気にしているのは、別に「新しい時代なんて突入していないぞー。昔と変わってなんかないぞー。」と主張したいわけではない。むしろ、時代が新しく変わっていくことには賛成だし、今年と来年が同じだとも思っていないし、何なら今日うまくいったことが明日同じようにしてうまくいくとは限らない。新しい時代への突入はいつでも起こりうるし、そこに対応していかなきゃいけないのである。

でも気になるのは、「お前、どの口でニューノーマルって言ってんねん!?」ということである。というか「ニューノーマルって言葉言っているやつ、大体オールドノーマルな慣習から抜け出していない奴やないけ!?」ということである。

「ニューノーマル時代の経営戦略」セミナーが何でFAXで申し込みやねん

それを一番感じた話をしよう。これは起業家あるあるだが、「FAXも一応いるかなと思って準備すると、どうでもいい営業用FAXばかり届く」が頻繁に起こる。なお、同じような事例で「電話番号取ったし、NTTに登録しておいた方がいいのかなと思って登録するとかかってくるのはコピー機、SEO、電話回線安くしますの営業電話ばかり」というのがある。(なので起業しても電話番号なんて作らなくてもいいよ。ただし、銀行口座作るのに必要な場合もあるので、電話番号は取得してもいいけどNTTだからと言ってi○ウンページとか登録しない方がいいよ。)

話を戻そう。とりあえず会社にFAXが届いたのである。(FAXなくせばいいやんというのはその通りだが、ウチは共同オフィスでFAX番号も共同なので、届いてしまうのである。)その中にあったのはセミナー開催のお知らせという営業FAXである。

よくわからんおじさんが経営戦略を語ってくれるらしい。セミナーはZoomで行うようだ。まぁ今普通にセミナーやることなんてほぼ無理だしそりゃそうだ。過去に飲食店を月商5倍にしたり、問い合わせ0から100に増やしたりという実績を持っているおじさんだ。そんなに実績があるならFAXで営業なんてしなくてもええんちゃうとか言わないように。その肩書きは所詮ポジショントークだよ、とか本音を語らないように。

ほんでそのセミナーの名称が「ニューノーマル時代の経営戦略」らしい。へぇーすごいねぇー。というということで、中身をもう少し見てみると、何と!である。

「必要事項を記載の上、FAXにて申し込みください。」

となっている。

うん、FAXで申し込みだってさ、ニューノーマル時代にFAXで申し込みだってさ。へー。もう一度言おう。FAXで申し込みなんだ。

平成でも最後の方はもはやFAXは使わなくなってるわけですよ。時代は令和に入ったわけですよ。FAXで申し込みってそれが「ニューノーマル時代」なんですかね、と。

ニューノーマルって言う奴、実際ニューノーマル対応できていない説

そこでこれに気付いてきたのである。

ニューノーマルって言う奴、実際ニューノーマル対応できていない説」

何となく感じてはいたんだけど、

「ニューノーマル」って言葉使う人、実際は古臭い慣習から抜け出していない人多くないっすか??

「ニューノーマル」って言葉使う人、「これからはニューノーマル時代に合った対応をしていかなければいけない」とか口先では言うのに、具体的に何するか言わない人多くないっすか??

「ニューノーマル」って言葉使う人、大体いけてないおっさん(上司含む)じゃないっすか??

「ニューノーマル」って言葉使う人、「これからは○○の時代だ」ってちょっと聞きかじったような言葉使うくせに、実際に自分は全然できていない奴じゃないっすか??

と思い始めたのである。

そう、この言葉を使う人にとって、「ニューノーマル」ってのは所詮今よく耳にするし、これからはニューノーマルとか言うし、多分大事ないけてるワードだから言っておこうってだけなのである。そういう「俺は使い方よくしらんけど部下がセッティングしてくれるしオンラインミーティングやっておこう系おっさん上司」がやたら使いたがる言葉が「ニューノーマル」なんです。

それでちょっと「ニューノーマル」って書いてあるものを調べるんですけど、明らかにイケてないセミナー系に「ニューノーマル」って言葉めっちゃ出てくるんすよ。

彼らにとっては「IT」・「インターネット」・「SNS」・「loT」・「AI」などのよくわかっていないけど、今流行っている、或いはこれからくるらしいイケてるワード扱いされている気がするわけです。

本気で時代に対応している人は「ニューノーマル」を意識しない

そもそも、今回コロナ禍になって大騒ぎになったから新しい時代、新しい働き方、新しい生活様式に移行しなきゃいけないと感じている人は、普段から時代に対応しようとは思っていないわけです。普段は今までの延長戦でやっていければいいやと思っていて、前年度の踏襲で生きている人なわけです。そう言う人が突然と現れたコロナ禍において「ニューノーマル」と言うわけです。

逆に普段から次はこんなこと起こるかもなぁとか、いまのやり方では先行き怪しいから変えていこうとか、生活スタイルを自分から変更していこうという人は「ニューノーマル」なんて言葉を発しないです。だって普段から次のノーマルになるものを考えているわけだし。時代遅れな人ほど「ニューノーマル」を叫び、「なんとかしないとー」と声を出すわけです。(でも、そういう人は自分じゃなくて誰かにやってもらおうとするんですけどね笑)

想定外は出てくるから楽しもう!

ここまでこんなこと言っておいてなんですが、私だってこんなウィルス蔓延で外出が厳しい時代がくるなんて予想していたわけじゃないっすよ。でもね、まぁなってしまったものはしょうがないじゃないっすか。外部環境は変更することはできないし。じゃあその環境に慣れていくしかないでしょというわけです。ほんでその環境にいち早く順応していった人が、その時代をうまく生き抜いていくわけです。もちろん外部環境変化の前に予測できたらいいですよ。でもあらかじめ全て予測しておくのは無理じゃないですか。なので、想定外は人生でたくさん出てくるのです。

その想定外に「こんなこと起こるなんて考えてもいなかったー」って言っててもしょうがない。それならば、想定外の事態がある程度は起こる。その想定外が起こった時にどう動けるか、の方が人生大事だと思うんです。今でこそ「ニューノーマル」な時代って言ってますけど、コロナ禍が治ったらまた、元どおりになるかもしれないわけですよ。もしかしたらまた、別の想定外が起こってリモートなんて一切できない事態が起こる可能性もあるわけです。そん時に想定外に対応する、もっと言えば想定外の事態を楽しめる人間になっておくと、多分人生うまいこといくんじゃないかなぁ。

 

 

 

 

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